師走は歩こう

今年もあとひと月。
一年が早いなぁと毎年思いますが、今年はコロナ騒動でなおさら。
なぜか「師走」と聞くとなんとなく走らないといけないような気分になりますが、敢えてゆっくり今年を振り返りながら過ごしたいところです。

そんな気持ちとは裏腹に年末に限らずですが、実際にはそんなに忙しくないのに頭が忙しく感じることがよくあります。
確かにやらないといけないことは色々ありますが、あれもこれもしないといけないと気持ちは前のめりなのに、その割には何も進んでいなくてびっくりすることがあります（笑）

以前精神科の先生が言っていた「心の習慣」という話を思い出したのですが、本当の忙しさよりも感じる忙しさの方が多い人の特徴のひとつは、出来ていることがあっても「まだこれだけしか出来ていない」と感じがちで、不安や焦りが増えて目の前のことに手がつかなくて進まないと。
逆にそうじゃない人の特徴は、出来ていることを数えて「もうこれだけできた」と感じるので目の前にあることにも集中できて進んでいけると。

まったく同じ状況でも何に意識を向けるかで見えるものが違って、精神的な負担や結果がぜんぜん変わってくることをまた思い出すことができて自分の「心の習慣」を修正。
考え方や思考パターンはパッとは変わらないけど、できない自分を責めるのも疲れるし少しずつでも良い習慣を増やしていきたいな。

もうひとつ、余裕がない時ほど食事や身なりなど身の回りや習慣的なことに敢えて時間をかけたり、きちんと整えたりすることで実は余裕がうまれたりリセットされて効率が上がるという話しもあっておもしろいなぁと思ったのでした。
効率だけじゃない心の豊かさって大事ですね。