スーパーで買い物を終えると辺りはすっかり暗くなっていて、ふと空を見上げると三日月ときらりと輝く星が仲良く並んでいて、そこだけ切り取っておきたくなるようなそんな夜空の天体ショーを見れてラッキーな気分。
それこそ三日前の夜には、車の往来もほとんどないくねくね山道をある目的があって走っておりました。
途中見かけるのはネコかイタチかアナグマか、、
よく知っている道とはいえ街灯もなく真っ暗で最近はなかなか通ることがなかったので友人が一緒に来てくれてよかった。
そしてようやく山あいの小さな集落に辿り着いて車から降りると「さわさわさわさわ」と夜風とともに川のせせらぎが心地よく聞こえてきます。
そうしてるうちに真っ暗な中にぼや~と、
みどりのようなきいろのような光がいくつもいくつも見えてきました。
そう、蛍です。
ここ何年もこの時期を逃がしていたのですがちょうど蒲生の漆に住んでいる知人からちょうど蛍がきれいだよと聞いていたので行ってみました。
毎年変わらずにその時その時期にある自然の生き物の営みはとても尊くて繊細で強いものを感じます。そして美しい。
日常の生活の中では段々と季節感が感じられなくなってきているものが増えてきていますが、こうしてタイミングよく見ることができたたくさんの蛍の光に川の音に夜風の心地よさに癒され、自然に囲まれた暗闇の中でポツンと、自分も自然の一部として小さな存在としてある感覚を久しぶりに感じて大事にしていきたいなと思ったのでした。
そういえばこの感覚は子どもの頃からあって、なぜか人と一緒にいる時とは違う安心感があるのです。