green plant on white ceramic pot

暮らしのなかの本

寒くもなく暑くもなくちょうどいい今日のような日が少し続いてほしいですが。
先週の金曜日、お昼過ぎに出かけようとしていると急に風が吹いてきたかと思うと辺りが暗くなってポツポツと雨が降ってきました。
蒲生方面に車を走らせていたのですがすごい音とともに雹が降ってきてびっくり!
段々と音が激しくなるのでボンネットやガラスが割れるんじゃないかと心配でつい祈りながら運転していました。道路端は雹が積もって真っ白になっていて外気も15℃ほどに。
雹が降ってきた時は流石に少し怖かったのですが、止んだ後に現れた景色が霧の中の夕暮れのようでなんとも不思議な感じでした。

最近のお気に入りの本のひとつに
「暮らしのなかの工夫と発見ノート 今日もていねいに。」という本があります。
暮らしの手帖の編集長でもある松浦弥太郎さんの文章がすきで何冊か読んでいます。
この本と出合ったのはとある喫茶店の本棚でたまたま手に取ったのがきっかけですが、「暮らしの手帖」は私が二十歳になるかならないかの頃に急性肝炎で入院したことがあって、その時にお世話してくださったある看護師さんが「この本は私は好きな本なんだけどよっかったら読んでみて」とただ横になっていることしかできない私に手渡してくださったのです。
その時にこういう本があることを知ったのですがしばらく忘れていて、長い年月の中で編集長も変わってきていますが、この松浦さんの本を読んで昔からこの本が大事にしているモノは変わらずに受け継がれているんだなと感じます。

断片的ですが心にとまった文章を、
「新しい自分を発見する近道:自分なりの道を信じると同時にもっと他にいい道はないのか、別のやり方があるのではないかと考えることをやめません。」
「清潔感:人生の作法、清潔なたたずまい、年を重ねても、経験を積んでも、初々しさを忘れない、新しいことにわくわくし、うれしいことには喜び、素直な気持ちを忘れない。」
「与えるスケール:人生何をしたかは、どんな仕事をしたか、なにを作ったかでは決まりません、大切なのはどれだけ人に与えたかということ。生きていくための知恵、心やすらぐ方法、新しいものの発見、こういったものをたくさん見つけ、たくさんの人に分け与えることができたら、、幸せ。」
「人との関係は作るのではなく、育てるもの」
などなど、今日はこの辺で。。

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