暖かくなったと思ったら寒さが戻ったり行ったり来たりの季節ですが、細い枝に小さな白い花をたくさん咲かせているユキヤナギが満開でうちの庭にも春が訪れています。
そんな穏やかな春の気候とは裏腹に、目鼻そして喉までも何かに反応してくしゃみはもちろんぐしゅぐしゅしだすと穏やかではいられないのも春ですね。笑
先日は「環境活動家の谷口たかひささんのお話会 ~気候変動と自己肯定感~」
という講演会に行ってきました。
最近友人から聞いて知った方ですが、谷口さんは現在三十代半ばくらい。
大学在学中に留学するための資金をどうにかしようと起業し、イギリスへ留学され、卒業後もたくさんの国を訪問する中でドイツで気候危機の深刻さを知って、日本では報道されない内容やこれまで目の当たりにした事実や感じたことを伝えるために発信や講演をはじめたそうです。
そんな気候変動のことと共に日本の子ども達の自己肯定感が世界に比べて低いことを知って、海外での留学経験で学んだことなども子ども達に伝える活動もしているそうです。
その中で、
「義務脳=やらないといけない・やってはいけない」、
「権利脳=やっていい・やらなくていい」ワードが出てきました。
日本は家でも学校でも社会でも「あれはダメこれはダメ、ああしなさいこうしなさい」と言われることがけっこう多く、普通に保証されているはずの自分の意見を表明する権利が侵害されがちだ、、という内容の話がありました。
それは言い方を変えると「自分は自分であっていいんだ」と思えて教育されていないことでもあって、それは生きづらく自分なりの考えや意見があっていいのに人と比べ過ぎたり周りに合わせすぎて自分の人生なのに自分がどう生きたいのかもわからなくなると。
いや~私もまさにそうでした。十代の頃も希望が持てなかったり生きづらかったり、二十代の頃にはとにかく今いる所から逃げ出したくて、飛び出すことで何か見つかるんじゃないかと本気で自分探しの旅へと出したりして!
そんなこんなする中で自分と向き合わない限りどんなに自分探しの旅をしたところで自分は見つからないことに気づけてよかったです。
アメリカの精神科医デヴィット・シーベリーは、人間の唯一の義務は、
「自分が自分であること」と言っています。誰かになろうとしないで自分になること。
まさに自己肯定感とは、自分自身であることとも言えますね。