今日は朝からいいお天気です。
庭のユキヤナギの花が散ってしまったなと思っていたら、白いすずらんの花がいつの間にか咲いていて、蕾だったうすいピンク色のコブシの花も開いてきました。
昨夜は小雨が降っていましたが近くの公園は明かりが灯されて満開の桜が明かりに照らされて幻想的でした。夜桜もいいですね。
私にとって居心地のいい場所であり伝統的なモノ、作家さんの想いの詰まった手仕事のモノやなかなか出会うことのない貴重な国内外の素敵なモノに出会わせてくださったギャラリー澤さんが先月いっぱいで店じまいされました。
出会いのきっかけは親しい友人が連れて行ってくれたのですが、ちょうど新しい場所でアロマを始めた頃でソファーの足もとに小さな絨毯が欲しいなと思っていて、初めて行ったその時にされていたのが「ギャッベ展」でした。
始めてみるギャッベはまるで絵画のようで見ているだけで楽しくて、絵の意味や手織りの様子やイランの話しなどついつい引き込まれていきました。
イランの遊牧民カシュガイ族が手織りする絨毯で手触りもしっかりしていてアロマの部屋に合うモノがあったらと思いながら一枚一枚見せてもらいました。
小さめのサイズでも数万円しますから迷いに迷ってやっと三枚にしぼったのですが決め切らず、その時にオーナーの澤さんが「よかったら持って行って部屋に置いてみられたら」と初めてお会いしたのにも関わらず、高価な絨毯を貸し出してくださったのです。
それがとても嬉しくて、実際にソファのところに置いてみるのと想像していたのとでは感じが違って迷いなく決めることができました。
そんなことを思い出したりしながらギャラリーがなくなってしまうのはとても寂しいですが、澤さんを通して長く大事にしたいモノとそしてたくさんの出会いも与えられことはずっと私の暮らしに心に残ります。
そして誰でも心地よい場所=居場所は必要とされているんだなと感じたりしています。
ケルブはアロマテラピーを通して癒されたり安心してくつろげる場所のひとつとして、もっとなにかできることがあるのかなと今まで得てきたことを振り返りながら模索中です。
春は芽吹く・ひらく・はじまりの季節ですね。