whale with calf in sea

もうひとつの時間

朝が随分と過ごしやすくなったこの頃ですが、日中はまだエアコン様様です。
あちらこちらで見かける田んぼには黄金色の稲がうつくしく、天気のいい日は空の青と何とも言えない調和した色彩が暑さの緩みと共にほっとさせてくれます。

今夜はあいにく空が霞んでいますが、一昨日はまん丸のお月様がとてもきれいでしばらくぼーっと眺めていました。
そして、先月は児童保育の学びのために与論に行ってきたのですが、夜は星空ツアーに参加させてもらいました。
すぐそこは海の崖っぷちというところに案内されてそこでヨガマットに寝ころびながら星空案内人のお兄さんが星の名前や星座、神話や星の不思議などライトで星を指差しながら説明してくれました。
今見ている星の光は何年前のものかはその星までの距離でわかるそうですが、1光年は光が1年で進む距離で、肉眼で最も明るい星の一つであるシリウスは、地球から約8.7光年離れているので、約8.7年前の光を見ていることになるそうです。

こうして地面に寝転がって空を眺めていると、普段は目の前のことや限られた狭い範囲しか見えていないんだなと感じて、当たり前のように存在している大きな大きな自然や宇宙に包まれていることをたまにでも思い出すことは必要なのかもしれませんね。

そんなことを思っていると、星野道夫さんの「旅をする木」の中にあったことばを思い出しました。

「私が東京であわただしく働いている時、その同じ瞬間、もしかするとアラスカの海でクジラが飛び上がっているかもしれない。

僕たちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。
日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうかは、それは、天と地との差ほど大きい。」

もうひとつの時間を思うだけでふっとチカラがぬけて、なにか安心感さへ感じます。


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