笑いと長寿

今日は朝から雨、少し肌寒く感じる一日でした。
梅の花から桃の花、山桜はもう咲き始めていますが桜の開花予報では後一週間くらいのようです。今年はどこか桜並木を歩きたいなと。
桜に限らずあちらこちらで様々な花が咲きだして花を愛でるいい季節ですね。

桃の節句・ひな祭りの次の日は祖母の九十九歳の誕生日でした。
そう白寿です。
そこで今日は祖母のうちに集まってお祝いをしました。

祖母は小柄で白髪の短い髪がとても似合っています。
びっくりするくらいお肌がきれいでシミやしわがほとんどないんです。
しかも椅子に腰かけている時は背もたれを使うことがなくてシャンとしています。
祖母の大好きなお寿司とケーキを前に
「昨夜父が夢に出て来たのよ～うれしくてね～」と目をウルウルさせて声をつまらせています。
「うれしくてつい抱きついてね、父に家に行こう？って言ったら行かなくていいよって言ってね。なんだか父は歳を取ったなって思ったけど父には言わなかったけどね（笑）」とすっかり子供の時に戻っているようでした。
きっと祖母のお父さんも「お前も歳を取ったね」と思ったろうね～とみんな（笑）

ケーキに99歳のろうそくを立てて火をつけて、さあハッピーバースデイの歌を歌いましょうと歌い始めた時に一気にろうそくの火を吹き消しきったおばあちゃん（笑）。
歌を歌い終わって、みんなから「おめでとう～！！」と言われると一言「さんきゅー！」と。
まさかの「サンキュー」にみんなも祖母も大爆笑でした。
そして「ありがたい、ほんとにありがたい」と言いながらケーキを食べる祖母の元気の秘訣はこの食欲と自分の気持ちに正直なのとやっぱり笑いだな～と思うのでした。